■2003/08/28 (木)
つーわけで・・(40w0d) |
ついに予定日になってしまいました(^^;
いやー、まさかこの妊娠は、予定日まで継続するとは思っていなかった・・。
二人目早まるって口々に言うし、妊娠3ヶ月くらいから「ちょっと大きめ」って事だったのに・・・。
で、兆候ですがほとんどありません。
トイレが近いのと、右足の付け根がちょっと痛いのと、少し動くとお腹が張る程度。
おしるしも無いし、定期的陣痛なんて、いつの事やら・・・(^^;;;
なっちがお腹に向かって「早くでてこーーーい!!」と毎日叫んでくれてるんだけど、聞こえてないんだよなぁ、多分。
私のお腹の中って、そんなに快適なのかしら(^^;
まあ、無事に出てきてさえくれれば、多少遅れてもいいけどさ。
外に出るたび、近所の人に「まだ?」と聞かれるのがプチプレッシャーな今日この頃だったりします(^^;;;
■2003/08/29 (金)
予定日後の定期検診(40w1d) |
週1回の定期検診の日。
今日はなっち連れ。意外と混んでいた。
1時間くらい待たされて、診察室へ。
エコーで確認したけど、赤ちゃんはすでに頭の直径が10cm超えているように出てしまう。ほえー。
「赤ちゃんの位置も、向きもいいのに、なんで下がってこないのかしら〜?」
と先生。そりゃこっちが聞きたいよー(ToT)
ただ、赤ちゃん自体は元気なので、無理して早く出す必要も無いから、とりあえずもう1週間様子を見ようという事になりました。
その後内診。
子宮口は2〜2.5cmしか開いていないらしい。
「まだまだですねー。ちょっと刺激しときますね」と言われて、なにやらグリグリとやられた。
もう、めっちゃ痛かった〜!!陣痛なんかより痛かったような気が(^^;
その刺激が陣痛につながればいいけれど・・・。
■2003/08/30 (土)
おしるしきたー!!!(40w2d) |
朝、トイレに行ったら、パンツに茶色いおりものが!!
昨日の医者の「刺激」が効いたのかな?そう言えば昨日の夜、結構頻繁におなかが張っていた気がする。
なんか嬉しい。やっと兆候が現れた。
で、夕方、結構量の多い粘膜状のおりものが!
これぞまさしくおしるし!
(でも、なっちの時はこれが出てから3〜4日後だったなぁ、出産(^^;;)
今日は30分くらい間隔でお腹が張った。
少なくとも促進剤は避けられそうかな?
がんばれー!赤ちゃん!!
なっちを寝かしつけて、自分も寝てしまって、気がついたら9月1日0時を過ぎていた。
とうとう9月になっちゃったかーと思いつつ、恒例の夜中のパソコンをしていた。
ふと気づくと、なんとなく定期的におなかが張っている気がする。
パソコンをやりながら、パソコンの時計を見ながら計ってると、ちょうど10分間隔。
「こ、これはっ!!!」と思った。
ようやく陣痛???でも、全然痛みが軽い。
なっちの時、前駆陣痛が3日くらい続いたので、またかもと思って慎重になりつつ、パソコンを続ける。
微妙に痛みが強くなる。
ふと不安になる。
今いる場所(自宅)から病院までは、急いでも車で30分かかる。
今は10分間隔で、しかも痛みが軽いけど、二人目は進行が早いって言うし、
突然破水とかした場合、どうなるんだろう?
時計を見ると2時。(そんなにパソコンやってた私って・・・)
時間も時間だし、今はなっちが寝ているので、チャンス。
一人で沼津の実家に行こうと決める。
だーりんを起こして、その旨伝える。
そして、沼津に電話すると、沼津の父が、車で迎えに来てくれるという。
それを待ちながら、入院の荷物などを再び整える。
「もうそろそろ父がくるかな?」と思ったところで、寝室からなっちの声。
「ママー、びしょびしょになった・・」
見に行ったらおねしょしてた。なんか感じたのかな?
オムツを替えて、ぬれた部分の布団を替えて、なっちの横で添い寝していたら、なっちはまた寝てしまった。
ちょうどそのとき、父到着。だーりんに後を頼んで実家へ。
車に揺られたのが良かったのか悪かったのか、実家に着いたら、陣痛が5分間隔になっていた。それでもそんなに痛くない。
携帯メールでだーりんに「沼津に着いた」と連絡すると、返事で
「なっちはあの後、『ママは?』と言って大泣きした」との事。
なんとなくさびしくなったけど仕方が無い。
頑張ってもらわないと・・。
その後、陣痛はだんだん強くなってきて、朝6時頃、結構それなりになってきた。
一応病院に電話したら、「まだ大丈夫だろうから、8:30になったらまた連絡してくれ」との事。
(8:30→病院が始まる時間)
8:30になってもう一度連絡すると、外来に来いとのことで行って診察してもらったら、そのまま入院。
でも、この時点でまだ子宮口の開き4cm。
今日中に生まれるんだろうか・・・。
外来の待合室にいると、見覚えのある助産婦さんが迎えに来てくれた。
忘れもしない、なっちを出産したときに立ち会ってくださった助産婦さんだ。
なんだかたのもしくなった。
陣痛室に通されると、先客が一人いた。
でも、なんだかその人の声は明るいし、回診にくる看護婦さんたちが口々に「おめでとう」と言っている。
どうやら、出産直後のようだ。
病室に空きが無いらしい。それで一時陣痛室に戻ってきたようだ。
「もう産まれたんだ、いいなー」と思う余裕がまだあった。
10時頃、付き添いの母と交代でだーりんが来る。
デイルームで待ってるなっちと面会。(まだ面会できる余裕があった)
なっちが一緒だったので、とりあえずだーりんも一時帰宅。11時くらいに戻ってくる。
その手にはなんと鳥のから揚げ。食えないっつーの!!!
「献立表見たら、肉っけが無かったから、買って来たよ〜」と能天気に言う。
しかし、私はすでに食欲なんて全然無かった。から揚げ見ただけで吐きそうだった(笑)
うちのだーりん、こういうとこ、ちょっとずれてるのよね・・・。
で、午後の回診。まだ子宮口は5cmくらい。「昼過ぎには生まれるだろう」という朝の担当の看護婦さんの予想は思いっきり外れていた。時すでに3時頃。
この時から、異変があったのだろう。
なんと、熱を測ったら、38.5度もあって、私もだーりんも看護婦さんもびっくり。
陣痛中に熱があがっているって事は、感染症の疑いがもたれるから、と、急遽、抗生剤を点滴することになった。
その頃、なんだか水っぽいものが出る気がしたので、破水かと思い、看護婦さんに言うが、破水ではないようだと言われる。
なんだか確実におかしくなっていた。
その後、あまり変わりが無く時間だけが過ぎる。
定期的に来る回診でも、全然子宮口が開かない。
それどころか、赤ちゃんの頭が下がってきていないらしい。
おいおい、いつまで続くんだこの痛み。
だーりんに愚痴りながら痛みに耐える。
「もういやだ」「もうやめる。」「かえりたい」「腹切ってほしい」
などなど。本当に心からそう思った。
ラズベリーリーフティーは、私には効かなかったらしい。
いや、飲むのがやっぱり遅すぎたのかもしれない。
そんなことを考えつついると、7時頃の回診で、子宮口7cmと告げられる。
「もうすぐだろうから、もう、分娩室に移りましょう」という言葉。
分娩室に移る=出産が近い=痛みからの解放が近い
と考えるだけでうれしかった。もうすぐ我が子に会える!!!
分娩室は、暑かった。
「暑いですね」と看護婦さんに言ったら、「赤ちゃんが出てきて寒いと困るから、少し温度上げてあるの。まだ産まれそうも無いから下げようか」と言ってくれた。
「寝てるより座っていた方が赤ちゃん降りてくるの早いと思うから。」と言われ、ちょっと特殊な形の椅子に座るように言われた。
相変わらず陣痛はあるけど、赤ちゃんの頭が全然下がってきてないらしい。
なっちの出産の時はいきんではいけないと言われていたけど、今回は言われないので、陣痛の時、勝手にいきんでいた(笑)
そうすれば破水するから→お産が進むから、と安易に考えていたからだ。
看護婦さんはいろんな器具の準備をしている。そのうちに、分娩室に音楽がかかった。初めなんの音楽か解らなかったけど、よく聞いていたら、サザンオールスターズのバラード曲のオルゴール版集だった。
サザンは嫌いじゃないけど好きでもない。
ただし、「真夏の果実」はだーりんとの思い出の曲なので、それも入っていたからちょっと嬉しかった。
分娩室に入ってからどのくらいたっただろうか。
陣痛と一緒にいきんでいたら、「ぶちっ」という鈍い音が私のお腹の中から聞こえた気がした。
「あ、破水したかもしれない」と看護婦さんに告げると同時くらいに、生暖かいものが流れる感じがした。やった。破水だ!
「じゃあ、分娩台へ」の言葉でやっとの思いで分娩台に上った。
なんだかもうふらふらだった。なっちの時みたいな余裕が、自分に全然無かった。
どんどんいきみたい気持ちが強くなる。
看護婦さんは「自然にならいきんでいいですよ」と言ってくれた。から、ばんばんいきんでいたら、先生が着く前に出てきそうな気がしてしまった。
「でちゃう、でちゃうよー」と1人で騒いでいた。そのうち、わらわらと人が増えてきた。
で、なんだか先生方もあわただしかった。
一回目のいきみではまだ出てこなかった。
その後、少し波がひいたとき、突然、酸素吸入用の管を鼻に通された。
「赤ちゃんが疲れちゃってるみたいだから、酸素入れますね」といわれた。
で、その後、看護婦さんが何か準備していた。
どうも吸引をするらしい。が、分娩を見守っていてくれた先生が、「うーーん、もしかして、必要ないかも」とか言ってる。どういうわけだろう。
なんだか解らないけど、とりあえず人のことより自分の事(というか、私のために周りが動いてくれているわけだが(笑)
そうこうしているうちに、また並みが来たのでいきむ。
多分その時に吸引をしたらしい。良く解らない。
「目を開けて!」と言われていたので、目を開けようとするが、開いていなかったかもしれない。
気が付くと、もう、先生が赤ん坊を持ち上げていた。
泣き声は無かった。しかも、全身、びっくりするほど赤紫だった。
「あ、だめだったんだー」と思った。
でも、悲しいとか、そういう感情は一切無かった。ただ、「ああ、なっちをお姉ちゃんにさせられなかったな」と思った。
本当はこの病院では、生まれてすぐ、簡単な処置をしたあと「カンガルーケア」と言って、生まれたばかりの赤ちゃんを母親のお腹の上において、お腹の上からおっぱいまで自分で這い上がらせて、そして、自分でおっぱいに吸い付かせるというのをやっている。
でも、私の場合はそれどころではない。先生方がバタバタとなにかやっている。
そのうち、小児科の先生が呼ばれて、保育器も用意されていた。
しばらくして、赤ちゃんの元気な泣き声がした。
その泣き声に我に返った。あ、元気なんだ。生きてるんだ。良かった。
その後、体重を量った看護婦さんの声「3734gです!」。一同大爆笑。
先生が「エコーで大きいなぁとは思ってたけど、本当に大きかったね」と言った。
その後、赤ちゃんを目の前に見せてくれた。
で、「赤ちゃん、ちょっと分娩中に疲れちゃって、仮死状態で生まれちゃったから、一応このまま保育器に入れて、あとは小児科の先生に様子を見てもらう事になりました。
検査する為に、ちょっと連れて行きますね。」といわれた。
見た目は元気そうだったが、辛かったんだ。頑張ったね。
「頑張ってね。」と一言声をかけた。なんか私も疲れてて、それ以上は無理だった。
赤ちゃんは、確かにでかかった。
そして、顔はなっちの生まれた頃にそっくりだった。
「またパパ似なのかな。どうしてママ似は生まれないんだろう?」とか思ってた。
とにかく、出産は終った。ほっとした
・・・と思ったのもつかの間だった。悪夢はこの後やってきてしまったのでした(^^;
出産直後のトラブルへ
|